お花見山行で正面登山道を下る 伯耆大山(1,710.6m)
鳥取県西伯郡大山町・伯耆町
2015年6月2日(火) チャコ&門久
|
|
|
|
|
|
|
〈カラフルなお花畑(イワカガミ+マイヅルソウ+ツガザクラ)〉 |
|
|
前日の好天から曇天に変わったこの日の大山であったが、お花畑見物が主目的なので平気を装って弥山へと登った。
雨の心配はなかったが、山頂は濃いガスに包まれて眺望はなかった。
3組4人だけの静かな山頂であった。
長居は無用と下山の途に就くことにしたが、いつもとは違ってこの日は古のメーン登山道の
桝水高原から直接に上ってくる正面登山道を採ってみることにした。
今回はその模様を主体にレポートする。
《山行記録》
3弥山々頂(1,710.6m)9:56・・・・9:58山頂避難小屋9:59・・・・10:08大山9合目・・・・10:10石室分岐・・・・10:16石室10:17・・・・10:18正面道分岐・・・・10:19標高1,588mピーク・・・・・11:28(1105m)砂防堰堤・・・・11:44スキー場最上部・・・・12:00横手道出合(展望台) |
9:56 弥山(1,710.6m)
ガスに包まれた弥山々頂で山頂避難小屋をちょっと覗いてから下山の途に就いた。木道を辿って行くと、ガスの中から次から次に登山者が登って来られた。静かだった山頂も俄かに賑やかになりそうであった。9合目下の分岐で夏山登山道と分れて石室への遊歩道に入った。久し振りに石室を見てから、その直ぐ近くにある正面道への分岐に入り目と鼻の先にある標高1,588mピークへと上がった。
|
|
|
|
〈弥山々頂〉 |
〈山頂避難小屋〉 |
|
|
|
|
|
〈山頂避難小屋内部〉 |
〈ダイセンキャラボク保護の為の木道が延びる〉 |
|
|
|
|
|
|
|
||||
|
|
|||
|
||||
|
||||
|
|
|||
|
||||
|
||||
|
||||
|
||||
|
||||
|
||||
〈山頂台地に広がるダイセンキャラボク〉 |
|
|||
|
|
|||
〈九合目〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
〈石室〉 |
|
|
10:19 標高1,588mピーク
正面道はこの1,588mピークから急な尾根筋を桝水高原へと一気に下っている。この日は、桝水高原スキー場上の横手道までこの道を採ることとした。その標高差は720m程度である。ガスが何とか開けて下界が垣間見えるとようになったが、覗き込んでみるとその高度感には圧倒されそうであった。無理をせずに、ゆっくりと確実に下ることを心掛けることにした。幸いにしっかりとした踏み跡があり、道に迷う心配はないようであった。日本アルプスの高嶺にある登山道並みに整備(?)された道であった。下り始めて直ぐに沿道にカラフルなお花畑が広がり楽しいスタートとなった。広いお花畑が終わっても、次から次へと山野草が現れて単調な下り道の退屈さを労ってくれた。また標高1350mほどから1200m近くまでの間に登山道の右側に沿って広大はオオバギボウシの大群落が広がっていたのには度肝を抜かれた。これほどの密集した大花園は見たことがなかった。このオオバギボウシの群落が始まる頃から草付きの斜面から灌木帯へと入って行った。灌木帯は長くは続かず直ぐに樹林帯となり、急斜面の幾箇所には虎ロープが張られていた。長い下りが厭になってきたころに、スキー場の最上部の草原に出たようで、そこにまだ蕨が沢山あったので暫しそこで憩うたりした。そこまで下ると、横手道はもう直ぐであった。
|
|
|
|
|
|
|
〈標高1,589mピークから正面道が下る〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈沿道の斜面はイワカガミ、ツガザクラの一大お花畑〉 |
|
|
|
|
|
|
〈桝水高原スキー場に向けて一気に下り行く〉 |
〈マイヅルソウ〉 |
|
|
|
|
|
〈イワカガミ〉 |
〈ヤマヤナギ〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
〈ダイセンクワガタとイワカガミ〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈ダイセンクワガタとマイヅルソウ〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈ネバリノギランとイワカガミ〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈眼下に広がるのは桝水高原スキー場と大山まきばみるくの里〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈下って来たレンゲツツジ咲く尾根を見上げる〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈標高差150m近くの斜面に広がるオオバギボウシの群落〉 |
|
|
|
|
|
|
〈アカモノ〉 |
〈タニウツギ〉 |
|
|
|
|
|
〈樹林帯へと下りてきた〉 |
〈豊かな樹林が広がる〉 |
|
|
|
|
||
|
||||
|
|
|||
|
||||
|
||||
|
|
|||
|
|
|||
|
||||
|
||||
|
||||
|
||||
|
||||
〈フタリシズカ〉 |
||||
|
||||
|
||||
〈アマドコロ〉 |
|
12:00 横手道出合(展望台)
のんびりと確実に、また時に写真を撮りながらまた遊びながら下ること1時間40分で横手道に出合った。桝水高原スキー場の上部で、その直下まで桝水高原からのリフトが上がってきており、横手道には展望台が設けられてあった。展望台にはリフトで上がって来られてグループの人達の姿があった。我々は無事に下れた喜びの気持ちで心がいっぱいになっていた。
|
|
|
|
〈横手道まで下ってきた〉 |
〈リフト駅上の横手道にある展望台〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
〈展望台から桝水高原スキー場を望む〉 |
|
|
山上のお花畑の花々
曇りがちな天気の一日であったが、大山のお花畑では見事な花々の共演がみられた。
その共演も終盤を迎えつつある頃であったが、その最終の美で目と心にいっぱいにさせてもらった一日となった。
|
|
|
|
|
|
|
〈イワカガミ(イワウメ科)とアカモノ(ツツジ科)〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈カノコソウ(オミナエシ科)〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈ダイセンクワガタ(ゴマノハグサ科)〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈イワカガミ(イワウメ科)とツガザクラ(ツツジ科)〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈ツガザクラ(ツツジ科)〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈ミヤマオダマキ(キンポウゲ科)〉 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
〈この日の軌跡〉 |
|
|