初秋の花々を訪ねる 深入山(1,152.7m)
広島県山県郡安芸太田町
2015年9月8日(火) チャコ&門久
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〈ススキの穂が出揃い始めた深入山〉 |
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山から暫く遠ざかっていたが、足早に進む季節の移ろいに遅れまいと
この日久し振りに深入山へと出掛ける気になった。
今年は秋が殊のほか早くやって来た感がある。
深入山の山域にも、秋を感じさせる花々が揃っていた。
《山行記録》
深入山南登山口11:26・・・・11:38南口分れ・・・・12:02西尾根出合12:04・・・・12:13ツチアケビ12:15・・・・12:27西尾根出合・・・・12:32水場――12:50展望岩12:51・・・・12:57八畳岩・・・・13:02九合目東屋(昼食)13:30・・・・13:41深入山(1,152.7m)13:43・・・・13:50東登山道分岐・・・・14:27南登山口 [総所要時間:3時間01分、昼食・休憩等:0時間35分、正味所要時間:2時間26分、歩行距離:4.9q、累積標高差:±478m] |
11:26 南登山口
南登山口のグリーンシャワーの駐車場に愛車を停めた。登山口でテレビ局のクルーが撮影中であったので、邪魔をしないように林間コースの巻き道から深入山を目指すこととした。林間コースを上りに使うのは随分と久し振りのことであった。巻き道に咲く花は、ツリガネニンジン、ハギ、ママコナなどで真夏に咲く花の姿はもうなかった。ミズナラの樹林を抜けて西尾根直下の草原に出ると、ホクチアザミ、コウヤボウキ、ワレモコウなど初秋の山を彩る花々の姿があった。西尾根に出合うところで、ナンバンギセルも姿を見せてくれた。
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〈秋景色を取材中のテレビ局クルーの姿があった南登山口〉 |
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〈ツリガネニンジン(キキョウ科)〉 |
〈マルバハギ(マメ科)〉 |
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〈ママコナ(ゴマノハグサ科〉〉 |
〈キンミズヒキ(バラ科)〉 |
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〈ミズナラの樹林帯に入る〉 |
〈ガマズミ(実)(スイカズラ科)〉 |
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〈南口分れ〜山頂を目指す〉 |
〈ホトトギス(ユリ科)〉 |
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〈樹林帯を抜け草原の斜面に出る)〉 |
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〈真っ白なキノコ、これはホコリ茸〉 |
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〈ホクチアザミ(キク科)〉 |
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〈コウヤボウキ(キク科)〉 |
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〈ワレモコウ(バラ科)〉 |
〈ナンバンギセル(ハマウツボ科)〉 |
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12:02 西尾根出合
西尾根に出合うとその先にはガスがかかっていた。そのガスの中に突っ込む前に西登山口へと下る道を採って途中にあるツチアケビを見に行くことにし、往復20分余を費やしてやや干からびたツチアケビを見てから引き返してきた。林間コースの管理道を登って行くと直ぐにガスの中に入った。濃い霧で、この先の高みでは一切の眺望は望めなかろうと諦めた。9合目の東屋でちょっと遅いランチタイムを取った。その周辺の路傍や、山頂直下の斜面のお花畑は、いつもながらに賑やかであった。マツムシソウ、ウメバチソウ、オミナエシ、アキノキリンソウなどの秋の花々が揃い踏み状態であった。
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〈西尾根に出合う〉 |
〈ツチアケビ(ラン科)〉 |
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〈ツルリンドウ(リンドウ科)〉 |
〈西尾根出合に案内板〉 |
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〈霧が巻いた林間コースを登り行く〉 |
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〈雨の日が多く、水場の水量も多い〉 |
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〈キバナアキギリ(シソ科)〉 |
〈アキチョウジ(シソ科)〉 |
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〈ノアザミ(キク科)〉 |
〈ガスで視界のない展望岩〉 |
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〈ガスに巻かれた九合目東屋でランチタイムを取った)〉 |
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〈ノギラン(ユリ科)〉 |
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〈マツムシソウ(マツムシソウ科)〉 |
〈ウメバチソウ(ユキノシタ科)〉 |
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〈オミナエシ(オミナエシ科)〉 |
〈カワラナデシコ(ナデシコ科)〉 |
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〈アキノキリンソウ(キク科)〉 |
〈サワヒヨドリ(キク科)〉 |
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13:41〜13:43 深入山(1,152.7m)
山頂も勿論完全にガスに巻かれており眺望は皆無であった。こんな天気の中山頂に他の登山者の姿はなかった。この日山中に入ってから逢った登山者は、西尾根出合にいた2グループとスタート直後に南登山口に下山してきた単独行の男性の僅かに3グループであった。視界のない山頂に長居は無用と直ぐに南登山道を採って下山にかかった。この草尾根ルートにも花々は多い。ハバヤマボクチやオクラが今の主役のようであった。もう桔梗は終わってしまったのかと草叢の中を捜してみると、名残りの花がまだかなり残っていた。霧の中では、霧雨が肌を濡らしたが、中腹でガス帯の下に出るとその心配はなくなった。滑りやすい急坂に用心しながら下って行った。
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〈ガスに巻かれた深入山々頂〉 |
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〈シラヤマギク(キク科)〉 |
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〈カワラボウフウ(セリ科)〉 |
〈ハバヤマボクチ(キク科)〉 |
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〈モリアザミ(蕾)(キク科)〉 |
〈オケラ(キク科)〉 |
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〈キキョウ(キキョウ科)〉 |
〈南登山道の中ほどから南登山口のグリーンシャワーを俯瞰する〉 |
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14:27 南登山口
3時間の山歩きを終えてススキの穂が揺れ、ハギの花が咲く南登山口へと下った。駐車場に停められていた車はわが愛車を含めて僅かに3台に減っていた。登りがけには10台近い車があったが、下り坂の天気に多くの方々はもう帰路に就いたようであった。
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〈南登山口に下山〉 |
〈深入山を振り返る〉 |
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〔山行所感〕
ざっと足早に深入山を歩いたが、その間に見た花々は悠に30種類を遥かに超えていた。季節季節の花々が次から次へと咲くここ深入山は花々の宝庫の山でもある。その花々を追うことがこの山の楽しみのひとつである。この日も実に沢山の花々を楽しむことが出来た。
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〈この日の軌跡〉 |
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