四国カルスト・大野ヶ原を訪ねる  源氏ヶ駄場(1,402.8m)

愛媛県東宇和郡野村町大野ヶ原

2016年8月3日(水)     チャコ&門久

 

 

 

 

〈源氏ヶ駄場山頂部〉

 

 

愛媛・高知県境の東西25qに亘って広がる四国カルストの中にあって、

まだ訪ねていなかった最西端の大野ヶ原を訪ねた。

広々とした牧草地が拓かれた酪農の山里であった。

その大野ヶ原の中心部近くから最高地点の源氏ヶ駄場に登ることとした。

《山行記録》

源氏ヶ駄場登山口11:37・・・・11:59車道出合(カルスト大師登山口)・・・・12:19携帯電話中継塔・・・・12:23「源氏ヶ駄場」標識・・・・12:28大空海山幸福寺(源氏ヶ駄場山頂)(一等三角点)12:36・・・・12:52車道終点駐車場・・・・13:11源氏ヶ駄場登山口 (7,318)

〔総所要時間:1時間34分、休憩等:0時間08分、正味所要時間:1時間26分、歩行距離:2.9q、累積標高差±224m

 

11:37 源氏ヶ駄場登山口

  四国カルストの要である地芳峠から愛媛県道・高知県道383号四国カルスト公園縦断線を走って大野ヶ原へと入った。源氏ヶ駄場への登山口は小学校などのある中心部から少し地芳峠側に寄った「ミルク園」前にあった。ミルク園は沢山の避暑客の車が停まって賑わっていた。西洋風のトイレ塔の背後の高台の広場に車を停めて登山支度を整えた。登山口を出て樹林を抜けて行くと、直ぐに牧場に行き当った。登山道はその牧場に巡らされた柵に沿って山頂部まで直登気味に設けられていた。真夏の陽光を浴びたコンクリート舗装の急坂を登るのは苦痛ではあったが、20分も我慢して登って行くと、立派な県道383号線から来る車道に出合った。広い駐車場もあって、「カルスト大師登山口」の標識が建てられていた。ハイキングならここまで車で来るのが正解のようであった。そこから稜線まではまだ20分程の時間を要したが、夏の花々の姿を追いながらゆっくりと登って行った。

 

  

 

 

〈公衆トイレのある登山口〈ミルク園前〉〉

〈登山口上の広場に駐車、背後の山が源氏ヶ駄場〉

 

 

  

 

 

〈ハガクレツリフネ(ツリフネソウ科)〉

〈ウバユリ(ユリ科)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈牧場の柵沿いの急坂が待つ〉

 

 

〈時に牛の落し物のある急坂を登り行く〉

 

 

 

 

 

 

〈見下ろせば大野ヶ原の牧草地が拡がる〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈登山道沿いに八十八札所の石仏が並ぶ〉

 

 

 

〈車道に出合うとカルスト大師登山口〉

 

 

 

 

 

 

〈稜線直下にはカレンフェルトが点在する牧草地が広がる〉

 

 

 

  

 

 

〈稜線までもう少し・・・・〉

〈牧草地の叢に咲くホタルブクロ(キキョウ科)〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈イヨフウロ(フウロソウ科)

〈早咲きのオミナエシ(オミナエシ科)〉

 

 

 

 

 

 

〈まだ咲き残っていたヒメユリ(ユリ科)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈キンミズヒキ(バラ科)〉

 

 

 

〈咲き始めのオタカラコウ(キク科)

 

 

  

 

 

〈コオニユリの蕾(ユリ科)〉

〈稜線に建つNTTドコモの中継塔〉

 

 

12:28〜12:36 源氏ヶ駄場(1,402.8m)

  稜線部はなだらかな台地状のところで、愛媛県側はほぼ牧草地で占められているようであった。単調な稜線で最も目立ったのは稜線の一画に建つNTTドコモの中継塔であった。山頂はそこからまだ西に寄ったところで、そこに至るまでの間に「源氏ヶ駄場」と記した大きな標識が建てられていた。山頂には大空海山幸福寺の堂宇が建てられており、その脇には一等三角点があった。堂宇の背後はお花畑をなっていた。その先には広々とした牧草地が広がっていた。山頂でゆっくりと昼食を摂ろうと考えていたが、我々に登頂に合わせるかのように、俄かに上空が黒雲に覆われてしまい、ぽつぽつと小雨が降り始めて、黒雲に完全に覆われた高知県側からは雷鳴が聞こえて来るようになった。その雷鳴に山頂に残る気が即座に失せて、直ぐに下山することとした。下山を急ぐ間に、山頂部は高知県側から立ち上ってきたガスの覆われ始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈源氏ヶ駄場山頂には幸福寺が建つ〉

 

 

〈堂宇と並んで一等三角点が建つ〉

 

 

  

 

 

〈山頂部の花園を紅に染めるフシグロセンノウ(ナデシコ科)

〈ハンカイソウ(キク科)はもう最終盤〉

 

 

 

 

 

 

〈牧草地で草を食む乳牛〉

 

 

 

 

 

 

 

〈山頂部は俄かにガスに包まれ、高知県側から雷鳴が聞こえてきた!〉

 

 

 

13:11 源氏ヶ駄場登山口

  稜線部から大野ヶ原(愛媛県)側に下って来ると視界が開けていた。雨が直ぐに降り出す気配はあまり感じられなかったが、山の天気はどう変化するかは予断がつかないので、兎に角下山を急ぐこととした。登るのに難渋したコンクリート舗装されて牧場の柵沿いの急坂を滑らないように注意して下って行った。山頂から30分余で車を置いた広場に到着して荷物の整理を行っていると、俄かに上空がく暗くなって、大粒の雨が落ち始めた。それから暫くは大野ヶ原全体が厳しい驟雨の中にあった。

 

  

 

 

〈カルスト大師登山口まで戻ると視界も開けていた〉

〈大野が原の中心部を俯瞰する〉

 

 

  

 

 

〈牧場の柵沿いの急坂を下る〉

〈この樹林帯を抜けると登山口〉

 

《立ち寄りポイント》

 大野ヶ原への往路に国道440号線沿いにあるJRバス合格駅(バス停)に立ち寄った。受験生を中心に合格駅から大成駅への合格切符が人気とのこと。

  

 

 

〈国道440号線にあるJRバス「合格」駅〉

〈今や全国区の「合格切符」〉

 

 

 また、復路には坂本龍馬脱藩の道の土佐から伊予への越境の地、韮ヶ峠に立ち寄った。龍馬はこの峠を越えて、土佐人から日本人へと脱皮したとのコメントに納得した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈龍馬脱藩の道「韮ヶ峠」〉

 

 

〈土佐から伊予に抜ける峠である〉

 

《山行所感》

  大野ヶ原を訪ねて、四国カルストの主要ポイントに足跡を記したこととなった。この広大な高原の全てを知ったとはとても言えないが、まあ一つの区切りとすることは出来るであろうかと思う。これからも、四国カルストを訪ねる機会に恵まれることを願う。

 

 

 

 

 

 

 

〈この日の軌跡〉

 

 

 

 

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