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年の初めは宮島へ 厳島神社・焼山(490m)・駒ヶ林(509m)・弥山(535m)
広島県廿日市市
2018年1月2日(火) 門久単独
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〈洋上散策の如く歩く〉 |
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年の初めは宮島と、今年も正月2日に宮島へ出掛けた。
初詣と初山行が同時にこなせることが出来るのが宮島である。
好天に恵まれ、ちょっと長いコース採りをして世界遺産の島の尾根を歩いた。
《山行記録》
宮島桟橋9:12・・・・9:23厳島神社(参拝)9:38・・・・9:41多宝塔9:50・・・・9:59大元神社・・・・10:28富士山岩・・・・11:14岩屋大師11:18・・・・11:23大元乗越11:25・・・・11:28展望所11:31・・・・11:33焼山(三剣山)(490m)11:43・・・・11:46大元乗越・・・・11:56駒ヶ林(509m)12:01・・・・12:10仁王門・・・・12:18御山神社12:22・・・・12:27弥山本堂12:29・・・・12:38弥山(535m)12:44・・・・12:53弥山本堂12:55・・・・12:58(昼食)13:21・・・・13:30紅葉谷コース分岐・・・・13:44獅子岩13:47・・・・14:07榧谷駅・・・・14:51包ヶ浦道合流・・・・14:56博奕尾15:07・・・・15:13分岐・・・・15:27樅谷川砂防堰堤建設現場15:29・・・・15:33山辺の古径・・・・15:45宮島桟橋 〔総所要時間:6時間33分、昼食・休憩等:1時間26分、正味所要時間:5時間07分、歩行距離:11.1q、累積標高差:±958m〕 |
9:12 宮島桟橋
朝日が厳島の山を越えて大野瀬戸が波光で輝き始めた頃に宮島を渡った。連絡船から見た大鳥居はその波光の中に建っていた。例年御笠浜まで入場待ちの初詣客の行列が出来るが、この朝は直ぐに神社に入ることが出来た。無事に新しいお札も頂いて初詣を終えから山行へと気持ちを変えた。出来れば多宝塔コースを登りたいと考えていたが、その入口は昨年春以来の通行止め措置が解けていなかった。大元コースを採ることにしてあせび報道を大元公園へと向かった。
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〈宮島口桟橋から連絡船“ななうら丸”に乗船〉 |
〈朝の波光の中に建つ大鳥居前を通過〉 |
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〈正月装束の宮島桟橋〉 |
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〈御笠浜から見た大鳥居〉 |
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〈厳島神社に初詣、回廊からこれから登る尾根筋が見えた〉 |
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〈厳島神社から五重塔、千畳敷を見上げる、大変に晴れやかな光景!〉 |
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〈駒ヶ林へ登る多宝塔コースは通行止め〉 |
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〈多宝塔〉 |
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9:59 大元公園
厳島神社までは沢山の初詣客の姿があったが、厳島神社を離れると俄かに静かになった。大元公園にはそれでも幾人かの人影があったが、公園から延びる大元コースの登山道に入ると前後に人影がなくなった。大元コースは石段が多く、概して斜度も険しいロングルートといえる。午前中は日が当たることは期待出来ないので冷え込むかとも思ったが、登り行くほどに身体が温まってきて衣類調整が必要となった。途中3人の下山してきた単独行者と行き違った。岩屋大師で岡山から登山者にお会いしてそこから弥山本堂まで山の案内がてら同道した。
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〈静かな大元公園、ここから弥山を目指すことに〉 |
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〈石段が続く大元コースを登り行く)〉 |
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〈急峻な斜面に広がる岩海を抜けて行く〉 |
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〈岩屋大師に参拝〉 |
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11:23〜11:25 大元乗越
急坂を登り切った乗越から焼山への道を採り、、途中の岩のテラスや山頂の岩の上から好天下の大野瀬戸や宮島の各方面の大眺望を楽しんだ。山頂には「三剣山」の山名標が立てられていた。焼山は通称名で、三剣山が正式な名前なのだろうか!?一旦乗越に下ってから駒ヶ林への踏み跡を辿った。
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〈大元乗越から焼山に上がり、テラスから駒ヶ林の岩壁を望む!〉 |
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〈焼山の山頂から大野瀬戸を鳥瞰する!〉 |
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〈“三剣山”という山名標が立つ焼山から岩船岳を遠望する〉 |
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〈山頂から厳島神社、宮島桟橋を俯瞰する〉 |
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11:56〜12:01 駒ヶ林(509m)
駒ヶ林の山頂には1人の先客の姿があった。多宝塔コースが通行止めとなって登山者数が減少しているのではなかろうか。短時間の滞在の後、一般ルートで仁王門へと下り、御山神社を経由して弥山本堂前の広場に出た。不消霊火堂を中心にして広場には沢山の観光客や登山者の姿があった。ロープウェイで上がって来られた方々が多いようであった。弥山の山頂に足を延ばし、沢山の人々と共に展望台から周囲360度の大眺望を満喫した。あまりにも山頂部は人混みとなっていたので少し先に進んで静かな間道沿いの岩の上で昼食を摂ることした。食後は、ロープウェイ客が行き来する尾根道を一緒に歩いて獅子岩へと赴いた。
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〈駒ヶ林から弥山山頂を仰ぎ見る!〉 |
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〈仁王門〉 |
〈御山神社〉 |
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〈弥山本堂に対面して建つ不消霊火堂〉 |
〈千二百年余燃え続けているという霊火〉 |
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〈展望台の建つ弥山山頂〉 |
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〈弥山から駒ヶ林、焼山を望む、遠く芸北の雪の峰も望めた〉 |
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〈山頂展望台から広島湾越しに広島市街地方面を望む〉 |
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13:44〜13:47 獅子岩
獅子岩からの瀬戸内海の眺望は素晴らしい。ロープウェイの山上駅(獅子岩駅)に繋がっているので観光客の姿も多かった。暫しそこに佇んだ後、博奕尾コースの登山道を採った。濃い羊歯で覆われた尾根上に踏み跡が続き、ロープウェイの途中駅の榧谷駅までは右手に張られたロープウェイと並行して進んで行った。榧谷駅の下を潜って更に尾根筋を辿って行くと見事な海の眺望が展開する。右手には能美島、江田島、似島などが浮かび、行く手には青い海を挟んで広島市街地が乾き切った砂漠のように白く光って見えていた。さながら洋上散歩の道のようであった。尾根を外れて西側斜面を巻いて下って行くと包ヶ浦からの登山道に合流した。その道の通る尾根こそ博奕尾である。
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〈獅子岩ら見たピストン運転中のロープウェイ〉 |
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〈獅子岩から大小の黒神島を望む〉 |
〈南方向には波光に包まれた阿多田島が浮かぶ〉 |
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〈下山は濃い羊歯に包まれた博奕尾コースを採った〉 |
〈ロープウェイの中間駅“榧谷駅”の下を潜って博奕尾を目指す〉 |
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〈牡蠣筏浮かぶ海越しに広島市街地を望みながら尾根筋を進んだ!〉 |
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〈眼下に絵ノ島、その先に似島を望む。将に洋上の散策といったところ・・・・!〉 |
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14:56〜15:07 博奕尾
博奕尾は今から463年前の西暦1555年にあった厳島合戦の古戦場である。毛利元就軍がここからの奇襲により陶晴賢軍を破ったというが、この崖のような高い尾根を果たしていかに大軍で下ったのであろうか!?博奕尾を過ぎて港への近道の支尾根を辿るが、この日はその途中で前々から気になっていた反対側に下る踏み跡を辿ってみた。あるいは獣道かも知れないと思いつつ下って行くと、やがて道はなくなって藪となってしまった。大した藪ではなかったので先に進んで行くと、いつも下る谷筋のひとつ西側の谷間の干上がった堰堤の中に出た。古い砂防堰堤で、その直ぐ下流側に新しい堰堤が建設されていた。その堰堤を乗り越えて行くと“うぐいす歩道”に出ることが出来、更に小尾根を辿ると“山辺の古径”に出た。街に下って人ひとりがやっと通れる裏道などを抜けて町家通りに出た。桟橋までは至近のところであった。
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〈厳島合戦で毛利軍が奇襲して下った博奕尾から厳島神社を俯瞰する〉 |
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〈藪を漕いで樅谷川の涸れた砂防ダム内に出た〉 |
〈樅谷川に建設中の砂防ダムを越えるとうぐいす歩道へ出た!〉 |
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〈うぐいす歩道から塔の岡が見渡せた!〉 |
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〈小尾根を下ると“山辺の古径”に出会った〉 |
〈ひと一人がやっと通れる小径を抜ける〉 |
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15:45 宮島桟橋
6時間半の山行を無事終えて宮島桟橋に帰着した。午後4時に近い時間であったが、まだまだ宮島へやって来る初詣客の姿も多かった。とは言え、やはり帰り客の方が多く船待ちの列が建物の外まで延びてきていた。初詣や紅葉のシーズンにだけ見られる現象である。その列の後ろに並んだが、大した混雑にはならず直ぐに連絡船に乗ることが出来、余韻に浸る間もなく宮島を後にした。
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〈宮島桟橋に無事に帰還〉 |
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〔山行所感〕
正月2日、絶好の天気に恵まれて初詣を早々にこなし、あとは新年の宮島を思うところ感じるところに従って気ままに歩くことが出来た。11キロメートル程の山歩きも難なく消化出来て、まずは幸先の良い山行初めとなったように思う。今年は是非とも良い一年にしたいと思う。
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〈この日の軌跡〉 |
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